FXを始めた初期の勘違いを書いています

2004年ドル円は108円台で推移していた・・・

天才誕生!(風が吹く)【FX投資家デビュー物語】

多勢の逆を行け!風は勇者の念ずる方向へ吹く

2004年10月21日。その後のドル急落が始まるとは誰も思っていなかった。一人の勘違い勇者を除いては。

前日の2004年10月20日。円・ドルレートは、108円台で揉みあいが続いていた。ドル円相場は、2004年の7月から10月まで110円前後のレンジで値動きが継続。20日に109円を割った直後の市場であった。

20日時点での、市場センチメントは、108円ちょうどがサポートになっており、ドルは底堅く推移するとの情報であふれていた。「108円ちょうど辺りには、為替オプションがある」、「輸入筋からのドル買い注文が厚い」など。また、「テクニカル的にオシレータ系が売られ過ぎを示している」など。

無難に行けば、押し目買いだったのだろう。しかし、私はドル売りを選択した。

理由は、他通貨の動きや株価、長期金利の動きに加え、そのころ発表される経済指標の動向・結果を踏まえてだ。しかし、それは個人的な考えであり、第6感でもあった。

しかし、ドル売りは市場から聞こえる声とは逆だった。いや、私はだから、自分のトレードに自信を持った

伝説の投資家、ジム・ロジャースは言う。「100人の投資家と同じ部屋にいて、ほとんどの人が『おお、こいつは素晴らしい』と言いながら部屋を出てきたとすれば、私はたぶん空売りしようと考える」と。


結果はどうなったか?


ドル円は108円を割り、安値107.39円、終値でも107.46円。

翌日の新聞・通信社からの報道は、108円割れを予想していたかのような論調だった。しかし、片隅に、108円割れで多くのトレーダーや企業が損失を出した模様、とのこと。

私は思った。
「勝った!トレードも精神面も、完勝だ。勇気は最後に勝つ!」

そして、その日を前後にドル安トレンドが発生し、ドル円は急落。12月には101円台まで下落が続いた。

ナポレオンのエジプト遠征を阻止した、イギリス海軍の「独眼竜」の提督ネルソンは、次のような言葉を残した。


「風は勇者の念ずる方向へ吹く」と。


意味は、普通の人間は、「風よ、こっちの方向へ吹いておくれ」と願うが、そうは吹いてくれない。しかし、勇者は違うと言う。真の勇者が念ずれば、風は念じた方向へ吹くと言う。

私は、サイト公開直後と言うこともあり、自分の投資の才能を買いかぶった。


俺は天才だ、と。。。


私は、まだ恐れを知らなかった。
「風は、自分のために吹くと思っていた。。。」


(続く)