スワップ派の考慮事項
スワップ派は、うまくいけば、ポンドを保有するだけで年利400%も達成な魅力的な投資術だと分かりました。しかし、当然、考慮しなけばならないこともあります。
スワップ金利は、各通貨の金利差を利用しての投資術です。そのため、金利動向にスワップ金利の受取額は左右されます。現在の高金利通貨、ポンドの金利が大幅に下落する一方、円の金利が大幅に上昇すれば、受取額は減少します。
ただし、各国の金利は1年を通じてそれほど大きく変化するものではありません。為替レートの変動幅に比べれば小さなものです。そのため、スワップ金利収入は事前の見込み程度は、安定的に得ることができます。
2006年の各国の金利政策の一般的な見通しは、ポンドに関連しては据え置き模様。ドルは年初に1度か2度の利上げが行われた後は、不透明。NZドルは年初に利上げの可能性。一方、年後半は経済の減速を受け利下げの可能性も。豪ドルは据え置き。一方、低金利通貨の円は据え置き。スイスフランは、複数回の利上げの可能性もあると考えられています。
為替レートの動きに注意が必要なことです。金利動向は為替レートよりも安定的。そのため、スワップ金利は安定的に受け取ることが出来ます。一方、為替レートは大きく変動する可能性があります。
例えば、ドル円は2005年、101円台から一時121円台まで上昇しました。この場合は、スワップ金利も為替変動益も得ることが出来ます。仮に10万通貨でドル買いポジションを保有していた場合、スワップ金利を48万円とし、20円の変動益を取ることが出来れば、248万円の利益になります。
一方、ドル円が121円から101円まで下落した場合は、スワップ金利で48万円利益が出ても、為替変動損で200万円ですから、トータルでは152万円のマイナスになります。スワップ派は低レバレッジで長期的な運用を目指す必要があります。
「低金利の通貨を買い、高金利の通貨を売る」ポジションを保有しないことです。この場合、逆にスワップ金利を毎日支払うことになります。また、多くの取引業者で、受け取る金利よりも支払う金利の方が高くなっています。例えば、ドル円10万通貨のスワップ金利について、受取額が1400円の場合、支払額は1450円などに設定されています。
そもそも、スワップ派は、キャリー・トレードの投資スタイルです。為替変動によって利益を求めるのではなく、スワップ金利で安定的な利益を求めることにその特徴があります。高金利通貨を買い、低金利通貨を売りましょう。
スワップ金利は各取引業者によって異なる点が挙げられます。例えば、同じドル円でも、10万通貨あたり1日1470円の取引業者がある一方、1日1350円の取引業者もあります。
前述したように、スワップ金利も為替レートよりは小さいものの変動しています。そのため、リアルタイムで各社を比較することは困難です。ただ、取引業者によってスワップ金利を他社よりも有利にしようとする取引業者もあるようです。スワップ派に人気のある取引業者には、セントラル短資などがあります。
つまり、スワップ派の投資術は、まずスワップ金利を優遇する取引業者を選び、為替変動に注意しながら、キャリートレードを行うことになります。低金利の円かスイスフランを売り、高金利のポンド、ドル、NZドルなどを買うのが一般的です。
年利10%程度を目指して、ゆったりと毎日の金利収入で、資産形成をしていきましょう。
以上で、終わりです。スワップ派に人気の取引業者は、スワップ派の取引業者をご覧下さい。
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