レバレッジ派の投資術
ここでは、外為投資(FX)の通常の投資術をお伝えします。スワップ金利ではなく、為替レートの変動によって資産を増やす投資術です。一般的に、外為投資を行う投資家は、元本以上の投資を行います。これを、レバレッジ投資といいます。
レバレッジ投資をする理由は、為替レートの変動幅が、株価や商品価格などに比べ、とても小さいからです。ドル円相場で例えると、現在1ドル=120円程度ですが、1ドル=12円(10分の1)になることも、1ドル=1200円(10倍)になる可能性もほぼ皆無です。つまり、元本内で投資をしていれば、とても安定的と言えます。
ただ、その安定性は、運用利回り100%以上を目指すような投資家には十分ではありません。そこで、資産形成を素早く行いたい投資家は、レバレッジを利用して、大きく儲けることを目指します。一般的に、初心者の方でレバレッジ5倍以下、中級者になると多くの投資家がレバレッジ10倍程度で運用をしているようです。
例えば、元本100万円の方ならば、ドル円で1万通貨を持てば、元本程度(レバレッジ1倍)の取引となります。2005年は101円台から121円台までドル高が進みました。レバレッジ1倍の方は、最大で利回り20%(利益20万円)となります。レバレッジ5倍の方は5万通貨保有できますので、利回りは100%(利益100万円)となります。レバレッジ10倍の方は10万通貨保有できるため、利回りは200%(利益200万円)です。
もちろん、レバレッジ投資にはリスクも存在します。先の例で、レバレッジ1倍の方は元本を80万円に減らします。レバレッジ5倍の方は、元本を失う可能性もあります。レバレッジ10倍の方は、強制的な損切りや追加保証金が必要な場面もあります。
そのため、初心者の方はレバレッジを控えて投資を行うことが基本です。投資暦を積み、投資力が付けば、レバレッジを利用して大きく儲けることが可能です。多くの取引業者でレバレッジは10倍以上可能で、取引業者によれば400倍もの投資が可能です。力さえあれば、元本がなくても投資利益は青天井といえるでしょう。
ここで、少しレバレッジについて補足します。レバレッジ取引とは、取引画面でレバレッジ「ボタン」があるわけではありません。あくまで、元本(預け入れ保証金)と為替レートの比率を示す通称に過ぎません。そのため、投資家の多くは、自分が今レバレッジ何倍で取り引きをしているのかは、およその感覚で理解しています。
例えば、ドル円相場が1ドル=100円とします。ドルを5万通貨保有するには、100万円が必要です(100円*5万通貨=500万円)。100万円の元本で5万ドルを保有した場合、レバレッジは5倍です(500万円必要だが、100万円の元本で保有しているため)。
ただ、ドル円が1ドル=110円になったとします。この場合、5万ドル通貨保有するためには、550万円が必要です。100万円の元本で5万ドルを保有した場合、レバレッジは5.5倍になります。しかし、投資家の多くは、だいたい5倍程度で取引をしていると思っているようです。そして、現実にはそのだいたいの把握で十分なことが多いようです。
投資の際には、人により保有通貨数を決めていたり、元本の上下によって保有数を変動する人もいます。つまり、元本が100万円でも120万円でも5万通貨の取り引きをすると決めている方。一方、元本が120万円に増えた場合は、保有通貨数を6万通貨に増加させる方などです。なお、保有通貨数は建て玉とも呼ばれます。
次節では、建て玉数は一定が良いのか、元本に変動させるのが良いのかを検証していきます。
- スワップ派の投資術
- スワップ派の考慮事項
- レバレッジ派の投資術
- 建て玉数と利益管理


