外貨建てMMFとは、外債中心の投資信託です
外貨建てMMFとは、「マネー・マーケット・ファンド」のことで、要は投資信託のことです。投資対象は、株式を含まず、海外のCD(譲渡性預金証書)や短期国債などを中心にポートフォリオを構築しています。
つまり、安全に重きを置いた投資信託です。
そして、利回りは、投資信託であるので、実績に基づいて配分されます。運用会社が、上手に運用をすれば高い利回りになりますし、下手な運用をすれば配分は期待できません。
似たような商品に、「外債ファンド」や「外貨建て投信」があります。これらは、株式など、リスクが高い運用先をポートフォリオに含むことで、より高い配分を目指しています。
特に昨今、投資信託を通じた外債投資は人気を集めています。売り文句は、「毎月配分型」です。つまり、外為投資のスワップ金利のような定期的な配分でお客を集めています。
ただ、残念ながら多くは元本割れをしています。また、外為投資がどちらかといえば若い世代に人気があるのに対し、外債ファンドは富裕層の高齢者に人気があります。
さて、外貨建てMMFですが、外貨預金と同じように、為替レートによって受取額は大きく変わります。つまり、元本保証に近い安全な運用をしているのですが、あくまで外貨ベースです。
日本円ベースでは、なんら元本保証ではありません。
さらに、外貨預金の金利が最初に固定されているのに対して、外貨建てMMFは、変動金利型商品のため、通貨国の金利動向によって、利回りが変動します。
非常に難しいことですが、優秀なファンドマネージャーを如何に選ぶかが問題です。なぜなら、多くのファンドマネージャーは、インデックスとの比較で成績が決まるため、市場環境が悪く全体がマイナス運用であれば、自分もマイナス運用でもおとがめなしとのこと。
外貨建てMMFは元本保証ではないけど、外貨預金よりは条件がいい
ただし、外貨預金に比べて、利益を出しやすい要因もあります。
1つ目は、換金性が高いことです。いつでも解約が出来ます。購入翌日に解約をしても問題はありません。
2つ目は、手数料が低いことです。外貨預金が、往復1ドルにつき2円以上負担しなければならないのに対して、外貨建てMMFは、往復1円程度です。ただし、外為投資と比較をすると、まだ割高です。
3つ目は、小額投資が可能なことです。外貨預金が、最低10万円以上の資金が必要なのに対して、外貨建てMMFは、1ドルから投資が出来ます。1ドルは、現実的な話ではありませんが、手軽さはあります。
つまり、外貨預金よりはいくつかのメリットがありますが、「外貨建てMMF=国債中心の元本保証」などと勘違いをしている方は、注意しましょう。
上記を理解したうえで、外貨建てMMFをしたい方は、ネット証券大手の楽天証券に数多くの投資信託が用意されています。
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