日銀短観
ここでは、日本の経済指標の中で最も注目が集まる「日銀短観」を説明します。正確には、「企業短期経済観測調査」のことです。
▼日銀短観とは
日銀短観とは、日銀が四半期ごとに、企業経営者に行う「企業による業況判断、売上高や収益」についてのアンケート結果です。アンケートは、3月、6月、9月、12月に行われます。
日銀短観では、資本金10億円以上の上場会社と従業員50人以上からなる中小企業が調査対象となり、その総数は1万社に及んでいるといわれています。つまり、サンプル数が多い為に、統計学的にもとても注目をされています。
また、数ある経済指標の中でも、先行性がある指標と言われており、今後の日本経済を予想する上でも注目をされています。
▼日銀短観の意味
日銀短観により、日本の景況感を判断できます。市場では現在、日本経済が踊り場から脱出し本格的な回復をしているかに注目が集まっています。本格的な景気回復が進んでいれば、日本株を買い進めたり、将来日本の金利が上がるとの思惑が生まれます。
▼日銀短観はいつ発表
基本的に、アンケートの翌日の月初に発表されます。ただし、12月は月中に発表をされます。つまり、4月、7月、10月、12月に発表をされます。翌日の大手紙では、大きく取り上げられます。12月のアンケート結果は、翌年をうらなう意味でも、特に重視されています。
▼日銀短観の特徴
日銀短観のアンケート項目は、主に以下の5つの要素です。「業況判断」、「生産・売上・在庫調査・企業収益」、「設備投資」、「雇用」、「企業金融」
その中でも、特に大企業の「業況判断」が最も注目をされています。製造業と非製造業に分類され、業況判断は、業況判断指数(DI)で数値化されます。DIといっても単純です。「良い」、「さほど良くない」、「悪い」の中から企業経営者が選択をします。そして、「良い」と回答した企業の割合から「悪い」と回答した企業の割合を引いて算出した数値です。
そして、その数値を3ヶ月前と比較をすることで、現在、あるいは近未来の景気動向を探ることが基本的な利用の仕方です。以下は2005年12月までのDI推移です。
■2004年の大企業製造業DI推移
| 04年3月 | 04年6月 | 04年9月 | 04年12月 | 05年3月 | 05年6月 | 05年9月 | 05年12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| +12 | +22 | +23 | +22 | +14 | +18 | +19 | +21 |
▼投資する際の注意点
日本では注目の日銀短観も、世界規模で見れば、まだまだ米国の経済指標と比べると注目度は高くはありません。日銀短観が発表の夜、米国の注目の指標などがある場合は、日銀短観だけの結果で投資をすることはリスクが伴います。
ただ、海外でも「タンカン」との呼び名もあるほど有名な経済指標のため、その結果には注目をして投資をする必要があります。
以上で、「注目の指標:日銀短観」を終了します。下記が目次となっています。他の注目の指標をご覧になる方は、下記の目次から読み進め下さい。
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