スイスフラン(CHF)の特徴と見通し
有事はドルでなく、スイスフラン!
低金利ゆえに、キャリートレードの対象に。
永世中立国スイス。その政治的中立性から、有事の避難先通貨としての地位をドルと並び築いてきた。さらに、2001年9月の米国同時多発テロ事件以降は、有事の際にアメリカ本土が狙われるリスクが高まり、米国を差し置いて避難先通貨として堂々の地位を確立している。
もう1つの特徴は、日本同様、低金利通貨。そのため「キャリートレード」の対象通貨となりやすい。キャリートレードとは、簡単に言えば、金利の安い通貨を借りて、金利の高い通貨で運用する手法。例えば、金利1%でお金を借りて、5%で運用すれば、4%の利益がでる。
スイス自体は、国内株式や債券市場が小さい為に、為替取引は実需よりも投機的な売買が中心となっている。経済は欧州各国と結びつきが強いが、ユーロへの参加は未定。
ちなみに、金融サービスは有名。特に富裕層を対象にしたプライベートバンクはよく知られている。有事だけでなく、資産家にとってはスイス!お金は安全なところに流れるか。
ただ、外為投資では、投資している投資家は少なめ。なぜなら、低金利通貨だから。ドルCHFなどの取引ができる業者であれば投資対象になるが、CHF円の取引をしている方は少ないだろう。
ユーロ、ポンド、スイスフラン。いずれも欧州通貨であり、似たような値動きをする。2005年秋以降、対円では続伸している。2006年は利上げも予想されており、堅調維持か。
ともあれ「有事は、ドルでなく、スイスフラン!」世界的なテロやアメリカの地政学的リスクなどがニュースに流れたら、スイスフランの値動きを見てみよう。買われていることが多いはずだ。
■スイスフラン円(月足:2006年2月上旬まで)
チャート提供元:外為どっとコム
以上で、スイスフラン(CHF)の特徴と見通しを終えます。下記が目次となっています。他通貨の特徴など、まだ読んでいない方は下記の目次から読み進め下さい。
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