加ドル(CAD)の特徴と見通し
特に弱点なし!?
経常・貿易黒字、資源もある優等生通貨!
日本国内では、「2005年はドル高の年」と報道される。しかし、これは正確ではない。加ドルは対ドルで上昇しているからだ。また、「米利上げによるドル高」とも報道される。しかし、これも正確ではない。カナダの政策金利は米国よりも低いにも関わらず、対ドルで上昇しているからだ。つまり、2005年は加ドルが最強だったともいえる。
その背景には、経済的に最もつながりが強い米経済が堅調であったことに加え、資源通貨であることが挙げられる。米ハリケーン発生後、原油価格が急騰。金価格も急騰するなど商品市況は大幅高となった。そうした背景を受け、加ドルは急騰した。
企業で例えれば、自社製品の需要がひっ迫し値上げ続き。隣にオフィスを構える最大顧客は好景気。売れて売れて仕方ない状況だった。そんな通貨が買われるのは当然だったのかもしれない。
しかし、この状況を2005年初頭に予想できた人間は国内ではほとんどいなかったはずだ。一般的な国内ディーラーでは想像も出来なかっただろう。もし、あなたが加ドル円で資産を数倍に増やしたならば、投資センスが相当あると勘違いしても良いだろう。
さて、カナダは米経済の影響を最も受ける通貨。かつては、高金利通貨として注目を浴びたが、豪州ドル・NZドルとの金利差が開き、一時的に「豪ドル買い・カナダドル売り」も広がった。しかし、カナダは長年経常黒字・貿易黒字を続けており、一方的に売られることはなかった。
2000年以降、カナダドルは円に対して、70-85円を中心に安定した動きを示している。2003年7月には、対ドル上昇を背景に、対円でも89円の高値をつけた。2005年は急騰したことは記憶に新しい。
2006年も、商品市場は高値圏で推移するとの予測が一般的であり、米経済は強気派が大多数だ。そうした背景を受け、加ドルは底堅く推移する可能性は高い。加ドルが下がる理由は、高値圏にあるぐらいしかないため。金融機関の予想も概ね底堅いとの意見が多い。
しかし、為替の将来は誰もわからない。新内閣にも若干不透明感がある。ただ、カナダドルが急落することも予想しづらい。
まさに優等生通貨と言えるだろう。
■加ドル円(月足:2006年2月上旬まで)
チャート提供元:外為どっとコム
以上で、加ドル(CAD)の特徴と見通しを終えます。下記が目次となっています。他通貨の特徴など、まだ読んでいない方は下記の目次から読み進め下さい。
読者数はFX個人部門2位の10000人。テクニカルレポート付きです。
メールアドレスを記入して登録してくだされば、毎週日曜日に届きます。
【業界の大手FX取引業者】
外為どっとコム⇒口座数、業界No1。チャートシステム、有名人の情報提供は評価が高い。
Foreland Online⇒スワップ金利No1。手数料、初回入金、入出金などすべて無料。
インヴァスト証券⇒くりっく365で手数料最安値。税制優遇。


